尺八教室
つくば竹心会


スタジオ
虚吹房

日本の心が育てた竹韻の世界

尺八奏者 佐々木 徹



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虚吹房(こすいぼう)

虚吹房作品集
曲名 解説
産安
古典本曲 演奏:佐々木徹(2尺4寸管使用)
 虚吹房にて2020年10月27日に録画。
 私の最も好きな曲であり、思い出深い曲でもある。横山先生のもとで足掛け3年をこの曲にあてた。こん身の思いを込めて吹いていたがいつも駄目だし。吹いている自分の姿を頭の上から見ている感覚を覚えたとき無駄な力が抜けたのか、この曲を上げることの許しをいただいた。
息観
古典本曲 演奏:佐々木徹(3尺1寸管使用)
 虚吹房にて2020年10月27日に録画。
 自分の息の中に自己を見つめる、本曲の本曲たる趣のある曲。昨年1月にかねて製管師の三浦龍畝氏に依頼していた三尺管が完成し手にすることができた。至福の響きがこの超長管からあふれ出る。まだこの大管を自在に吹ける域には遠いが、初めて1曲を吹き切ることができた。
手向 古典本曲 演奏:佐々木徹(2尺1寸管使用)
 虚吹房にて2020年9月28日に録画。
昨年勝也銘の二尺一寸管を手にすることができた。手向は追善供養の曲とされるが、手向山のある飛鳥の郷の懐かしさにも包まれている。
浮雲 古典本曲 演奏:佐々木徹(2尺1寸管使用)
 虚吹房にて2020年9月27日に録画。
甲音と乙音の間で自在に揺れ動く様(さま)は、浮雲の如く何物にも囚われずに諸国を放浪して歩いた虚無僧の心情を反映しているように思われる。
鶴の巣籠り
古典本曲 演奏:佐々木徹(1尺8寸管使用)
 2019年3月9日に東京のすみだトリフォニーホールで開催された竹心会本曲研究会尺八演奏会「独り吹きの会」での演奏。鶴の巣籠りは様々な替え手で演奏されるが、これは横山先生が1989年のNHK邦楽花舞台で演奏した形である。その時の先生の手を採譜し自分の演奏に練り上げた。
松厳軒鈴慕

古典本曲 演奏:佐々木徹
 虚吹房にて2019年8月24日録音(2尺4寸管使用)
 この年の8月29日から9月1日まで岡山県の国際尺八研修館で開催されたKSK30周年記念フェスティバルの古典本曲コンクールに出場するため準備していた際の録音。コンクールでは3位入賞。稽古場で先生にこの曲が好きなことがわかると褒めていただいた記憶がある。ある時は、気持ちがよくて寝てしまいそうだったという言葉をいただいた。産安、松厳軒鈴慕、霊慕の奥州系鈴慕はみな私の心をひきつける。こうした曲を育んだこの土地を東北人として誇りに思う。
ソネット T

三木稔作曲 演奏:第1尺八(1尺6寸)佐々木徹、第2尺八(1尺8寸) 佐々木徹、第3尺八(2尺4寸)佐々木徹
虚吹房にて2020年5月2日制作。
 学生時代に仲間たちと演奏した思い出の曲。当時話題になった映画、大島渚監督「愛のコリーダ」の中でも使われた。音楽ソフトSinger Song Writerを用いた多重演奏による作品。
楫枕

菊岡検校作曲 三絃:山本昌子、箏:石川やす子、尺八:佐々木徹
 大学時代の邦楽部先輩の山本さんが仙台で主宰する箏・三絃教室の発表会に毎年呼んでいただき筝曲・地歌を吹いている。2019年10月27日に仙台の東洋館にて開かれた神無月の会での録音。
Fly Me To The Moon

Bart Howard作曲 尺八:佐々木徹
 ジャズのスタンダードナンバー。サックス奏者岡淳氏のアレンジを音楽ソフトSinger Song Writerに打ち込み、尺八演奏を吹き込んで虚吹房にて2020年5月6日制作。


虚吹房とは
 「虚吹房」とは佐々木徹の小さなスタジオ。自宅の一室に設けられた防音室で、普段の稽古場でもあり、また音楽制作の場でもあります。こちらで録音、制作した作品をこのサイトで発表してまいります。
 「虚吹房」は虚心に尺八を吹く小部屋の意味で名づけられました。「虚」は古典本曲の虚空、そして虚無僧の虚でもあります。虚吹房から佐々木徹の尺八音楽をお届けします。
 虚吹房の外観、および中は上の写真の通り。 設置した部屋は内寸163センチ幅の奥行きのある部屋ですが、この寸法に合わせて1センチ単位で無駄なくはまる防音室を設計いただきました。 自社工場にて2週間程度で製作し、部品を運び込んでの設置は半日で完了です。 常時運転する標準設置の換気扇に加え、オプションでエアコンをつけました。 部屋の広さや主に使用する楽器に応じて最適の数の吸音パネルが壁に取り付けられています。 商品名「セリーヌ」のこの防音室は大阪市にある新日本ミュージックの商品。全国での設置に対応しています。 同じ大きさの防音室としては大手のヤマハよりやや割安で、何より1センチ単位で細かい要求にこたえてくれるところが魅力です。 防音室をお考えの方の参考になれば幸いです。